前回を超える47名の集いし過酷なスイスラウンド6回戦を乗り越え、今ここに負ける事の許されない頂点への戦いが幕を開く。

ロクダは《真の名の宿敵》と《石鍛冶の神秘家》を中心に据えた青白石鍛冶で、タカダは全てを焼き尽くすバーンを選択してこの席を勝ち取った。

先手ロクダは《霧深い雨林》×2、《瞬唱の魔道士》、《剣を鍬に》、《梅沢の十手》、《不毛の大地》をキープ。
後手タカダは《山》×3、《ゴブリンの先達》×3、《騒乱の歓楽者》をキープ。
対抗する色同士の激突が切って落とされた。

ロクダが《雨林》を置くに留まると、タカダは早速《山》から《先達》。
《先達》がロクダに《島》を案内すると2点を受ける事を選択する。

案内された《島》を置いてターンを返すと、セット《山》から《先達》2体!
3体の道先案内人が殺到すると、まずはライブラリートップを確認する。
1枚、《溢れかえる岸辺》がロクダの手に。
2枚、《思案》。対応してフェッチを切って《Tundra》をサーチ。
3枚、《Tundra》がロクダの手に。
ここで《剣を鍬に》で《先達》1体を農家に転職させ、ライフは13に。

溢れかえらんばかりの手札からフェッチを置き、ロクダはあくまでドローゴーに徹する。
タカダは《山》から《僧院の速槍》を繰り出し、再びのアタック。
1枚、《島》がロクダの手に。
2枚、《不毛の大地》がロクダの手に。
ひたすら対戦相手に土地を案内し続ける《先達》に、思わず苦笑いするタカダ。
ロクダがフェッチから《平地》。《瞬唱の魔道士》から《剣を鍬に》で《先達》を農家にすると、そのままもう1体のブロックへと差し出す。
《発展の代価》を解き放ち、《速槍》の果敢誘発と《Tundra》を罰する2点を与えてライフを8まで落とし込む。

ここでロクダは《島》から《十手》を唱えてターンを終える。バーンにとっては悪夢のようなカードだが、幸いロクダの場にクロックはいない。タカダは決着を早めるべく引いてきた2枚目の《速槍》を叩き付け、フルタップでまたしても《代価》。都合6点がロクダに与えられ、ライフはもはや風前の灯と言える2に。

このフルタップの隙を見逃さなかったロクダがエンド前に《瞬唱の魔道士》を唱える!
フラッシュバックの対象はいないが、一瞬でクロックを作り出す好プレイングだ。
そのままフェッチから《島》を持ってきて、《十手》を装備した《魔道士》で戦闘。これが通ってしまい、《十手》の上に2個のカウンターが乗ってしまう。
更に《議会の採決》で《速槍》を追放してクロックを削り手番を返す。
タカダはドローを確認すると、引いた《稲妻》を即座に《魔道士》へ差し向ける。
果敢誘発に合わせて《十手》のカウンターを2個消耗して《速槍》を除去する事を選択し、互いの場が十手を残して更地に。

ここまで《先達》のおかげで淀みなく土地を置き続けているロクダが、5マナ支払って《殴打頭蓋》。4/4、警戒、絆魂というスペックは、《十手》に劣らぬ脅威だ。
この隙を突きたいタカダのドローは芳しくなく、《山》を置くのみ。
《殴打頭蓋》に《十手》が装備されライフを6に振り戻し、《十手》に再び2個のカウンターが乗る。
タカダがフェッチからの《山》、そして《騒乱の歓楽者》がロクダに《意志の力》され、返しに《精神を刻む者、ジェイス》までキャストされてしまうと、
「生バター強かった……」と呟いて投了した。

気を取り直した2R目はお互いにマリガン。
先手タカダは《乾燥台地》×2、《粉々》×2、《稲妻の連鎖》、《ゴブリンの先達》でキープ。手札の土地がフェッチのみなので、占術はどうでもいいという態だ。
ロクダは《Tundra》、《剣を鍬に》×2、《思案》、《狼狽の嵐》、《瞬唱の魔道士》で文句なくキープ。しかもトップは《島》だ。

タカダがフェッチから《山》、そして《先達》。またしても《島》を案内し2点を与える。
ドローが《不毛の大地》だったロクダは《Tundra》をセットしてターンを終える。

まず《先達》で戦闘。これが《渦巻く知識》を提示したところで、ロクダが《剣を鍬に》。
フェッチから《山》とすると、2点払って《ギタクシア派の調査》。
《島》、《瞬唱の魔道士》、《思案》、《狼狽の嵐》、《剣を鍬に》、《不毛の大地》がタカダに公開される。
《調査》のドローが《調査》で2点ペイしてもう1度。これが《僧院の速槍》を引き込むと、《剣を鍬に》される事を覚悟で唱え、《稲妻の連鎖》をロクダへ差し向ける。
ターンを迎えたロクダが《思案》から当然《剣を鍬に》。盤面を更地にする。

攻めるに攻めれないタカダがドローゴーを繰り返し、ロクダのアクションを強要するが、ロクダもドローゴーを繰り返してこれに付き合わない。
が、1R目と打って変わって土地が4枚目から伸びない内に手札が溢れかえり、遂に《魔道士》から《思案》し、《至高の評決》をディスカードしたロクダに対してタカダが動き始める。
《稲妻》を《魔道士》に差し向けて《渋面の溶岩使い》。
ロクダは即《剣を鍬に》。返しに《石鍛冶の神秘家》で《殴打頭蓋》をサーチ。
再び《稲妻》を《神秘家》に落とすと、《ゴブリンの先達》を唱えて戦闘。
これが《思案》を捲ったところで《水流破》。

土地ばかり引いてマナフラッドに陥ったタカダが攻め手を失い再びドローゴーすると、ロクダは《真の名の宿敵》という絶対クロックを作り上げる。
この《宿敵》に殴られながらもドローゴーするしかないタカダに対して2枚目の《神秘家》が《梅沢の十手》をサーチ。
これには自分のターンに《魔力変》からの土地を置いて《焼尽の猛火》。
ロクダはストーム2の《狼狽の嵐》で3マナ要求するが、ここまでマナフラッドしていたタカダは浮きが4マナあり、3マナ支払ってこれを解決する。
一見不可解に見えるプレイングだが、ロクダには勝利への道が見えていた。
「絶対に粉々を握っているから、まずマナを寝かせたかった。」
すかさず《十手》を唱え《宿敵》に装備して最強生物を作り上げると、戦闘して十手に2個カウンターを乗せることに成功する。

まだ間に合うとタカダがずっと握っていた《粉々》を解き放つ。《意志の力》。
もう1度《粉々》。《意志の力》。

「2枚Will持ってるかー!」思わず吐いて出る言葉。

《十手》の加護を受けた《宿敵》に7点を刻まれ、再びカウンターが2個乗ったところで、遂にこの生物を止める手立てはないと投了したのであった。

ロクダ 2-0 タカダ

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索